ED は、勃起不全(Erectile Dysfunction)ではなく、暗号化・復号化(Encrypt Decrypt)を行うソフトウェア。
シンプルで手軽に利用できるが、暗号化強度は高い。
標準では.enc という拡張子になってしまい暗号化ファイルであることがわかってしまうが、変更することも可能(後述参照)。
ダウンロード
「ED | フリーソフト・各種情報発信サイトType74.org」から「ed33.lzh」をダウンロードする。
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※Windows7 SP1 64bit で試用した
ファイルの展開
ダウンロードした「ed33.lzh」を解凍する。
使い方
起動のしかた
「E_D.exe」を実行する。
初回起動時には公式サイトで最新版が公開されているから、折を見て訪れるようになどと書かれている。
起動したところ。
暗号化
暗号化(Encrypt)してみるので、「E」にファイルをドラッグ・アンド・ドロップするか、「E」をクリックしてファイル選択ダイアログを表示してファイルを選択する。
パスワードを入力してOK をクリックする。
完了した。
暗号化されたファイル。
暗号化されたファイルを開くと、ヘッダにED で暗号化されたことを示す記述が見られる。
ヘッダ情報は有益なのだが・・・うーむ。
復号化
では今度は復号化(Decrypt)して元に戻るか確認する。
暗号化されたファイルを「D」にドラッグ・アンド・ドロップするか、「D」をクリックしてファイル選択ダイアログを表示し、ファイルを選択する。
パスワードを入力する。
完了した。
もともと空ファイルだったから0バイトで問題ない。
ファイル名などが正しく復元されていることがわかった。
フォルダの暗号化と復号化
同様の手順でフォルダを放り込んだところ、フォルダはそのままで、内部のファイルが暗号化された。
同様の手順で復号化したところ。問題なく動作しているようだ。
そのほか
オプション
様々なオプションを設定できる。
ファイルの抹消機能
ここで目を引くのは「ファイルの抹消機能」があること。これは単に付属しているのではなく、その上の項目と関連する。暗号化や復号化したファイルを抹消する選択肢がある。
これは、作業過程の無防備なファイル(通常の利用では目に見えないような)を解析されることを防ぐものと思われる。流石にセキュリティ関連ソフトウェアといったところで、細かな気遣いが信頼性をより高めている。
ファイルを抹消するソフトウェアについては本サイトでも幾つか紹介しているが、暗号化や復号化を行い、さらにファイルを抹消するという関連性の高い機能が1つに統合されていると考えると、複数のソフトウェアを維持管理するよりコストを低く抑えることができる。
ファイル名や拡張子
初期状態では.bmp (ビットマップ)が選択できるが、昨今の親切なOS (Windows など)はサムネイル(縮小画像)を表示しようとするため、当然失敗する(たぶん)。
サムネイルが表示されず、かつ、暗号化ファイルであることを隠蔽できる拡張子に変更しておくと良いだろう。例えば.dat など。ただ、.dat はWindows Media Player が再生しようとするかもしれないから他のもののほうがいいかな。
暗号化アルゴリズム
セキュリティレベルや暗号化アルゴリズムを選択できる。
詳しい説明が表示される親切設計。
ハッシュ計算
ハッシュ計算機能(SHA-1)も可能。
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